【舞台世界ツアー】
これから、「Lucifer」の世界に皆様をご案内します!
今暫くお付き合いください!
今回の大きな舞台である旧ユーゴスラビア社会主義連邦。
登場人物はボスニア・ヘルツェゴビナ固有のムスリム人(ボシュニャク人)と、隣国セルビアにルーツを持つセルビア人、隣国クロアチアにルーツを持つクロアチア人です(本当は)。
それでは、もっと拡大。
■となっているのが首都サラエヴォです。1984年には冬季オリンピックが開催されたこと、第一次世界大戦のきっかけとなったオーストラア・ハンガリー帝国皇太子フランツ・フェルディナンドの暗殺(サラエヴォ事件)でも有名ですね。
本作の最も小さな舞台であるビリヤシュはこのサラエヴォの郊外にあります。
【本作品とフドバル(サッカー)】
ボスニア・ヘルツェゴビナを含む旧ユーゴは90年代、サッカーの黄金時代を迎えていました。
名古屋グランパスでも活躍したフィールドの妖精、ドラガン・ストイコビッチ、
98年ワールドカップ得点王のダボール・シュケル。
フリーキックだけで史上初めてハットトリックを達成した、シニシャ・ミハイロビッチ。
高い戦術眼と長短織り交ぜたパスでACミランのレジスタ(指揮者)となった、ズボミニール・ボバンなど。
もしこの時期、ユーゴが崩壊していなかったらワールドカップの優勝も夢ではなかったかもしれません。もしかしたら本作の主人公である、イリヤ・ペトロヴィッチもこのように輝いてた、かもしれません、ね。
【ユーゴスラビア小旅行】
今から、少しだけユーゴスラビアとボスニア・ヘルツェゴビナの世界をご案内します。
セルビア正教の教会が建ち並ぶ古い都市ですが、
NATO空爆で破壊されたビルの跡が…
続いて、クロアチア。『魔女の宅急便』のモデルの街でもある、「アドリア海の真珠」こと、ドブロニク。
美しい街並です。南作品をご覧になった方は、Minami Produce「失われつつある物語」の半島のモデルでもある、と言えばピンと来ますでしょうか。
クロアチアの首都ザブレブ。
こんなラブリーな教会もありました。聖マルコ教会。
続いて、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都、サラエヴォ。
こんなランドマークもある近代的な都市ですが、旧市街は昔の面影を残しています。
サラエヴォはとにかくお墓の多い街です。街中いたるところにお墓が。
このサラエヴォ、誇り高き古都の郊外にビリヤシュはあります。
【ボスニア・ヘルツェゴビナと内戦】
僕には多くのことを語ることが出来ません。ご興味あればこちらをどうぞ。
駆け足ではありましたが、「Lucifer」の世界をお味見頂けましたでしょうか?もし、あなたが気になったら、いつか必ず旧ユーゴ圏をボスニア・ヘルツェゴビナを、そしてビリヤシュを訪ねてください。
僕の友人を紹介します。イリヤ・ペトロヴィッチって言うんですよ。
あなたも、必ずイリヤとボスニア・ヘルツェゴビナが好きになります。
お約束します。
南慎介
Ammo vol.1 「Lucifer」
電子当日パンフレット
P.1 南慎介によるごあいさつ
P.2 舞台世界ツアー
P.3 登場人物紹介
P.4 スタッフロール
P.5 出演者の今後の予定