詳細情報はこちらから
こちらは、feblabo×シアターミラクルプロデュース「桜の森の満開のあとで」という作品の戯曲を書いたもの(つまりわたくし)による雑文的ななにかです。
政治をカジュアルに話せる、ということはどういうことなのだろう、とずっと考えています。
社会人になると、最初に教わるマナーの一つに「他人と宗教や政治の話をしてはいけない」と言うのがあります。このマナーについて、僕はかなり懐疑的でした。宗教というのはその人を構成する非常に重要な要素で、ナイーブでなものであると同時にその人の価値観そのものといってもいいはずです。
お互いの関係を、他人と自分は違うという前提のもと知っておくべきなのではないのでしょうか。ユダヤ教徒にクリスマスカードを送ることは失礼ですし、ヒンズー教徒やジャイナ教徒に肉食のレストランに誘えば、お互いに心苦しくなる。他人の信仰を尊重するというのは非常に大事なことのように思います。「宗教の話をする」=「他人の宗教に敬意を払えない」というのはなんともお粗末な話です。